葛飾区の制度でどこまでできるか 早わかり(2026年8月13日時点)
| 粗大ごみの大きさ | 高さ・幅・奥行のいずれか一辺が30センチメートルを超えるもの(布団、家具、寝具、自転車など) |
|---|---|
| 申し込み | 粗大ごみ受付センター 0570-099-799(土曜・日曜・祝日を含む毎日/年末年始を除く/午前8時〜午後7時)/インターネットは24時間 |
| 混みやすい時期 | 年末年始と3月から5月の引っ越し時期。早めに余裕をもって申し込むよう案内されています |
| 手数料 | 粗大ごみ処理券 A券200円・B券300円。持ち込みは収集料金の概ね半額で、収集料金が300円の品目は無料(処理券も不要) |
| 持ち込みの条件 | 申込者ご本人に限ります(原則、ご家族でも代理不可)。身分証明書が必要。年度内30点まで。車両は自家用車(業務用を除く)またはレンタカーで2トンまで。荷降ろしはご自身で。午前8時〜午後4時 |
| 持ち込み先 | 葛飾東(東水元4-5-6)/葛飾西(奥戸3-23-28)。12月29日から1月3日まで休み |
| 大きさの上限 | 一辺180センチメートル超は収集できません。180センチメートル以下に切断してください。品目によっては収集可能なものもあるため、区の「品目・処理手数料一覧表」の特記事項を確認します |
| 重さの上限 | 70キログラム超は収集できません。ただし分割等で70キログラム以下になる場合は受付センターへ問い合わせと案内されています |
| 切っても料金は | 下がりません。「解体した場合も、原則として解体前の品目・サイズ・料金です」。切った品物を板類一束などでまとめて申し込むこともできません |
| 粗大ごみの出し方 | 粗大ごみ受付センター(0570-099-799)へ申し込み、収集日当日の朝8時までに屋外の指定した場所へ出す。集合住宅は1階まで |
| 手数料の減額・免除 | 生活保護・児童扶養手当・特別児童扶養手当・中国残留邦人等支援給付・老齢福祉年金を受けている方は、事前に申請すると処理手数料が免除されます。インターネットでは申し込めません(0570-099-799へ電話)。火災や台風などの災害を受けた方は9割減額になる場合があり、窓口は清掃事務所です |
| ★大量に出る場合 | 樹木の剪定や引越しなどで一度に多量に出る(45リットルで3袋を超える)ごみは有料。事前に清掃事務所作業係(03-3693-6113)へ相談と案内されています(この案内の更新日は2015年12月16日) |
| どこに相談すればよいか分からないとき | くらしのまるごと相談課 支援係 03-5654-8560(区役所3階312番窓口/月曜〜金曜、祝日・年末年始を除く午前8時30分〜午後5時)。予約不要・相談無料。来所が難しい場合は訪問も可能 |
| 高齢のご家族が心配なとき | 高齢者見守り相談窓口(高齢者支援課 相談係 03-3695-1111 内線2317/区役所2階201番)。ひとり暮らし、認知症等による徘徊、自己放任(セルフネグレクト)などの相談 |
| 区で収集しないもの | 家電4品目/パソコン/自動車・二輪車の本体や部品/タイヤ・ピアノ・消火器・耐火金庫・土・石・砂・砂利・レンガ・コンクリート・ブロック・建築廃材/ガスボンベ類・薬品類・バッテリー・ポータブル電源・ソーラーパネル/フロンガス使用品(抜き取り後に申し込み) |
まず、これは特別な問題ではありません
物が積み上がった状態について、国が全国調査をしています。数字だけ先にお伝えします。
環境省が2025年3月に公表した調査では、全国1,741市区町村のうち672(約38.6パーセント)が、直近5年度でこうした事案を認知していると回答しています。東京都内では508件が認知され、そのうち248件が改善したと集計されています。
総務省行政評価局が2024年8月にまとめた調査(181事例)では、居住者の世帯構成は単身世帯が約6割、そのうち65歳以上の高齢者が半数以上でした。同じ調査では、世帯のいずれかの居住者が健康面の課題を抱える事例が約7割、経済面の課題を抱える世帯が約4割とされています。
そして総務省の報告書は、市区町村の対応についてこう書いています。「『ごみ屋敷』事案に直接対応する法律や国の制度はない。」「『ごみ屋敷』事案への対応は、堆積物の排出にとどまらず、物品を堆積している居住者への福祉的支援が必要となることも多く」。
片付けが進まないのは、意志の問題として片づけられるものではありません。制度の側も、そう見ています。
葛飾区の制度で、どこまで届くのか
ここからは条件の話です。葛飾区の制度は、当てはまる範囲では確実に使えます。範囲の外もはっきりしているので、両方を並べます。
1. 粗大ごみは、申込みと排出場所への搬出が前提です
葛飾区の粗大ごみは、粗大ごみ受付センター(0570-099-799)へ申し込み、収集日当日の朝8時までに、屋外の指定した場所へ出しておく流れです。集合住宅は1階まで降ろしておく必要があります。
物が積み上がった部屋では、ここで人手と通路の確保が壁になります。出しておくところまでが、申し込んだ側の分担です。(条件によっては別の取り扱いの案内があります。詳しくは葛飾区の窓口へご確認ください。)
運び出しからスタッフが伺う出張買取という選び方もあります。エコラビは、点数をまとめて拝見し、運び出しはスタッフが行います。
2. 家電とパソコンは、区の粗大ごみに出せません
区の粗大ごみには、出せない物があります。家電4品目とパソコンは、区では収集していません。物が積み上がった部屋では、こうした物がまざっていることがよくあります。
エコラビは、これらも含めて、ほかの品物と一緒にご相談いただけます。値段がつかない物も、生き物と食べ物以外は一緒にお引き取りします(量や種類によって費用がかかることがあります)。
3. 大量に出る場合は、清掃事務所への事前相談です
区のよくある質問では、「家庭から出るごみでも、樹木の剪定や引越しなどで一度に多量に出る(45リットルで3袋を超える)ごみは有料になります。事前に清掃事務所作業係(電話:03-3693-6113)にご相談ください。」と案内されています。
45リットル袋で3袋。片付けを始めると、この線はすぐ超えます。ただし区の案内は「有料になります」「ご相談ください」までで、料金や引き取りの可否は公表されていません。まず電話で確認してください。なおこの案内の更新日は2015年12月16日です。
4. 手数料が免除になる制度があります
費用の面では、区に減額・免除の制度があります。生活保護、児童扶養手当、特別児童扶養手当、中国残留邦人等支援給付、老齢福祉年金を受けている方は、事前に申請することで処理手数料が免除されます。粗大ごみを申し込むときに申し出ると、申請書が送られてきます。
注意したいのは申し込み方法です。免除の申請をする場合、インターネットからは申し込めません。粗大ごみ受付センター(0570-099-799)へ電話でお申し込みください。また、火災や台風などの災害を受けた方は処理手数料が9割減額になる場合があり、こちらは清掃事務所へのご相談です。
5. 葛飾区に、堆積物を対象にした条例は確認できませんでした
隣の足立区には条例に基づく支援があります(足立区のごみ屋敷)。葛飾区はどうかを調べましたが、2026年8月13日時点で、堆積物を対象とした条例や専用の相談窓口は確認できませんでした。環境省が公表している条例等の一覧でも、東京都内で制定済みとされている11団体に葛飾区は入っていません。区の例規集を見ても、廃棄物に関する条例は「葛飾区廃棄物の処理及びリサイクルに関する条例」と「葛飾区きれいで清潔なまちをつくる条例」です。前者の清潔保持の規定は公共の場所や空き地が対象で、後者はポイ捨てや歩行喫煙などを対象にしています。あき地の管理については別に「あき地の管理の適正化に関する条例」がありますが、こちらも空き地が対象です。
そのかわり、入口として使える窓口はあります。次の見出しでご案内します。
親の家がこの状態です。まず誰に相談すればいいですか。
区のくらしのまるごと相談窓口が入口として使えます。「どこに相談すればいいか分からない」という相談も受け付けている、と区が書いています。予約不要・相談無料です。
高齢のご家族のことなら、高齢者見守り相談窓口もあります。物を減らすほうは私たちが伺えます。順番は、どちらが先でも構いません。
区の相談窓口(物を減らす前でも使えます)
くらしのまるごと相談窓口
区の案内では「福祉の専門職がくらしの相談をお受けします。『どこに相談すればいいか分からない』という相談も受け付けています」とされています。予約不要・相談無料です。
- くらしのまるごと相談課 支援係/03-5654-8560(直通)
- 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所3階 312番窓口
- 月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)午前8時30分から午後5時まで
区の案内では「心身の事情等により来所が難しい場合は、ご自宅などへの訪問も可能です」とされています。対象は「区内在住の方、そのご家族や関係者、支援者の方など、どなたでも」です。ご本人でなくても相談できます。
高齢者見守り相談窓口
ひとり暮らしや高齢者のみ世帯、認知症等による徘徊、自己放任(セルフネグレクト)など、見守り支援を必要とする方に関する相談を受け付けています。高齢者支援課 相談係(03-3695-1111 内線2317/区役所2階201番)です。
物量を減らす順番。捨てる物からは決めません
ここからは実務です。手が止まりにくい順番を並べます。
1. 残す物を先に決める
写真、書類、通帳や証書、思い出の品。まず「残す物」を一か所に集めます。捨てる物から決めようとすると、判断の回数が多すぎて止まります。
2. 価値が分からない物を、捨てずにまとめる
着物、時計、貴金属、掛軸や茶道具、カメラ、切手や古銭、ブランド品、未開封の贈答品。積み上がった中から出てくることがよくあります。箱や保証書、付属品があれば一緒にしておいてください。無理に洗ったり磨いたりしないほうがよい品物もあります。
品目ごとの見方は 着物の買取、骨董品・貴金属の買取 にまとめています。家具は 葛飾区の家具買取 をご覧ください。
3. 明らかに処分する物を数える
ここで初めて、区に出す点数が見えます。粗大ごみの収集について区の案内に点数の上限は示されていませんが(持ち込みは年度内30点まで、また一日に処理できる量には限りがあるため事前申し込みが求められています)、目安になる線は、袋詰めのごみが45リットル袋で3袋を超えるかです。これを先に確かめると、区の制度で足りるかどうかが分かります。
4. 大きさと重さで引っかかる物を分ける
一辺180センチメートル超、70キログラム超。区の案内では、180センチメートル超は「180センチメートル以下に切断してください」とされ、品目によっては収集可能なものもあるため一覧表の特記事項を確認するよう示されています。70キログラム超も、分割等で70キログラム以下になる場合は受付センターへ問い合わせるよう案内されています。
ただし切っても料金は下がりません。区の案内は「解体した場合も、原則として解体前の品目・サイズ・料金です」とし、切った品物を板類一束などでまとめて申し込むこともできないとしています。手間だけがかかる場合があるので、切る前に確認してください。
5. 区に出す分と、それ以外を分ける
家電4品目、パソコン、自動車・二輪車の部品、タイヤ、ピアノ、消火器、耐火金庫、土や石、ブロック、建築廃材、ガスボンベ類、薬品類、バッテリー、ポータブル電源、ソーラーパネル。これらは区では収集していません。フロンガスを使っている品物は、抜き取り処理をしてから申し込みます。制度そのものは 葛飾区の粗大ごみ にまとめています。
| 区の収集に出す | 自分で持ち込む | 買取に出す | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 粗大ごみ処理券(A券200円・B券300円)を組み合わせて貼ります | 収集料金の概ね半額。収集300円の品目は無料(処理券も不要) | 買取できる物は費用がかかりません。買取に回せない物もお引き取りします(費用は量と品目により見積もりでご提示します) |
| 手間 | 申し込み、処理券の購入、収集日当日の朝8時までに屋外へ(集合住宅は1階に降ろして) | 申込者ご本人が身分証明書を持参。自家用車またはレンタカー2トンまで。荷降ろしはご自身で | ご在宅で立ち会っていただきます。運び出しはスタッフが行います |
| 枠・時間 | 一日に処理できる量に限りがあるため事前申し込み。3月から5月は混み合います | 年度内30点まで。午前8時〜午後4時。12月29日から1月3日は休み | 日程は調整のうえ決めます。ご希望に沿えない日もあります |
| 向いている場合 | 点数が少なく、屋外まで運び出せる | ご本人が運べて、車がある | 点数が多い、運び出せない、値段がつきそうな物がある |
値段がつかない物も一緒にお引き取りします(量や種類によって費用がかかることがあります)。
訪問での買取の決まり
エコラビは古物商許可(許可番号 305552421884)のもとで買取を行っています。ご連絡をいただいてから日程を調整して伺います。こちらから突然お伺いすることはありません。確認の前に金額だけを先にお約束することもありません。査定額にご納得いただけない場合、その場で契約を進めることもありません。
部屋を見られるのが恥ずかしいです。
同じことをおっしゃる方は多いです。先に片付けておく必要はありません。そのままの状態で伺います。
1部屋だけ、押し入れだけ、といった区切り方でも構いません。全部を一度に決めなくて大丈夫です。
葛飾区でエコラビにご相談いただく場合
私たちがお引き受けするのは、品物の買取と、そのための運び出しです。建物の清掃や補修、においや虫への対処は行っていません。そこが必要な場合は、区の窓口や専門の事業者にご相談ください。物を減らすところまでが、私たちの範囲です。
訪問して、買取として確認できる物と、区へ出したほうがよい物を分けてお伝えします。査定料・出張料・キャンセル料はいずれも0円です。ご相談の際は、品物の種類とおおよその量、お住まいの形と階数、エレベーターの有無を伺います。この時点で費用は発生しません。
お住まい一軒分の整理は 実家じまいの進め方、足立区・江戸川区をまたぐ場合は 東京東部の出張買取 をご覧ください。
この記事は2026年8月13日時点で 葛飾区公式サイト(粗大ごみの出し方)、葛飾区公式サイト(家庭で大量のごみが出る場合)、葛飾区公式サイト(年末年始の粗大ごみの受付)、葛飾区公式サイト(くらしのまるごと相談窓口)、葛飾区公式サイト(高齢者見守り相談窓口)、環境省(令和6年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書)、総務省行政評価局(「ごみ屋敷」対策に関する調査 結果報告書)、を確認して作成しています。手数料や受付条件は変更されることがあるため、お申し込み前に区の最新のお知らせをご確認ください。
この記事で分かること
- まず、これは特別な問題ではありません
- 1. 粗大ごみは、申込みと排出場所への搬出が前提です
- 2. 家電とパソコンは、区の粗大ごみに出せません
- 3. 大量に出る場合は、清掃事務所への事前相談です
- 4. 手数料が免除になる制度があります
- 物量を減らす順番。捨てる物からは決めません
よくあるご質問
葛飾区に、いわゆるごみ屋敷の条例や専用の相談窓口はありますか?
2026年8月13日時点で、葛飾区に堆積物を対象とした条例や専用の相談窓口は確認できませんでした。環境省が公表している条例等の一覧でも、東京都内で制定済みとされている11団体に葛飾区は含まれていません。ただし、どこに相談すればよいか分からない段階の相談を受け付ける「くらしのまるごと相談窓口」(くらしのまるごと相談課 支援係・03-5654-8560)があります。予約不要・相談無料で、来所が難しい場合はご自宅などへの訪問も可能とされています。
部屋の物は、どうやって出せばよいですか?
粗大ごみは申込みのうえ、収集日当日の朝8時までに屋外の指定した場所へ出しておく流れで、出しておく段取りは、原則として申し込んだ側の分担です(条件によっては別の取り扱いの案内があります。詳しくは葛飾区の窓口へご確認ください)。物が積み上がった部屋では、通路の確保と人手が壁になります。運び出しからスタッフが伺うエコラビの出張買取にもご相談いただけます。点数をまとめて拝見します。
袋詰めのごみが大量にあります。まとめて出せますか?
区のよくある質問では、樹木の剪定や引越しなどで一度に多量に出る(45リットルで3袋を超える)ごみは有料になり、事前に清掃事務所作業係(03-3693-6113)に相談するよう案内されています。料金や引き取りの可否までは公表されていないため、まず電話で確認してください。なおこの案内の更新日は平成27年(2015年)12月16日です。
家電やパソコンは、区の粗大ごみに出せますか?
出せません。家電4品目とパソコンは、区では収集していません。物が積み上がった部屋では、こうした物がまざっていることがよくあります。エコラビは、これらも含めてほかの品物と一緒にご相談いただけます。値段がつかない物も、生き物と食べ物以外は一緒にお引き取りします(量や種類によって費用がかかることがあります)。
葛飾区の粗大ごみは、大きさや重さに制限がありますか?
あります。区の案内では、一辺が180センチメートルを超えるものは収集できず、180センチメートル以下に切断するよう示されています。ただし品目によっては収集可能なものもあり、その場合は「粗大ごみ品目・処理手数料一覧表」の特記事項を確認するよう案内されています。70キログラムを超える品目も収集できませんが、分割等をすることで70キログラム以下になる場合は粗大ごみ受付センターへ問い合わせるよう示されています。なお切っても安くはならず、区の案内では「解体した場合も、原則として解体前の品目・サイズ・料金です」とされています。
持ち込めば安くなりますか?
安くなります。区の案内では、持ち込みの場合は収集料金の概ね半額となり、収集料金が300円の品目は無料(処理券も不要)です。ただし持ち込みは申込者ご本人に限られ、原則としてご家族でも代理の方の持ち込みはできません。身分証明書が必要で、1世帯につき年度内30点まで、車両は原則として自家用車(業務用を除く)またはレンタカーで2トンまで、荷降ろしはご自身で行います。持ち込み時間は午前8時から午後4時までです。
何から手をつければいいですか?
まず「残す物」を一か所に決めることをおすすめします。捨てる物から決めようとすると手が止まりやすいためです。そのうえで、値段がつきそうな物を捨てずにまとめておきます。着物、時計、貴金属、骨董、カメラ、切手、未開封の贈答品などです。区に出す点数はそのあとで数えると、無理のない計画になります。ここまでできる範囲で構いません。仕分けの作業をご自身でしていただく必要はなく、訪問時にまとめて拝見します。
査定に費用はかかりますか?
査定料・出張料・キャンセル料はいずれも0円です。金額をお聞きになってから決めていただけます。