足立区で遺品を片付けるとき 早わかり(2026年8月10日時点)
| 粗大ごみの大きさ | 一辺の長さが30センチを超えるもの |
|---|---|
| 申し込み(収集・持込とも) | 粗大ごみ受付センター 03-6747-5100(月〜土 8:00〜19:00・祝日も受付。年末年始・メンテナンス時を除く)/インターネット・チャットボットは24時間(システムメンテナンス時を除く) |
| 申し込みの期限 | 収集・持込希望日の7日前まで(空き状況による) |
| 収集の手数料 | 有料。400円から2,800円の5段階(有料粗大ごみ処理券を購入して貼る) |
| 直接持ち込み | 手数料が免除(区民の方)。事前申込が必須で、本人確認書類と、運ぶ車・人手の用意が必要 |
| 持ち込みの上限 | 1世帯につき年度内合計20個まで/持ち込み回数の制限なし |
| 区で扱わないもの | テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機など家電リサイクル法の対象品、パソコン、事業活動により生じた粗大ごみ |
| 買取の対象になりやすい品物 | 着物・和装小物、時計・貴金属、骨董・美術品、カメラ・レンズ、切手・古銭、ブランド品、比較的新しい家具・家電 |
| 訪問での買取の決まり | 特定商取引法の訪問購入。法定書面を受け取った日から数えて8日以内はクーリング・オフができる(一部の品目は対象外) |
| 困ったときの相談先 | 消費者ホットライン 188 |
この記事は2026年8月10日時点で 足立区公式サイト(粗大ごみの出し方)、国民生活センターの公表資料、消費者庁 特定商取引法ガイド(訪問購入)、国民生活センター 消費者トラブルFAQ(訪問買取でクーリング・オフできる対象品) を確認して作成しています。手数料や受付条件は変更されることがあるため、お申し込み前に区の最新のお知らせをご確認ください。
足立区で遺品を片付けるとき、当日つまずく4つのこと
足立区は持ち込みの手数料が免除されるため、費用の面ではとても恵まれています。つまずくのは費用ではなく、そのあとに出てくる条件のほうです。遺品整理の場面で実際に多いものを4つ挙げます。
1. 申し込みは希望日の7日前まで。帰省した数日では回りません
遺品整理でいちばん多いのが、この待ち時間の見落としです。区の受付は希望日の7日前まで(空き状況によります)。手数料が免除される持ち込みであっても、申し込みなしで運んでも受け付けてもらえません。
遠方から帰省して数日で終えたい、四十九日までに区切りをつけたい。そうした事情があっても、7日は先に確保しておく必要があります。日程が決まっているなら、まずここから逆算してください。
2. 持ち込みは無料でも、年度内20個の上限があります
持ち込みは1世帯につき年度内合計20個までです。回数の制限はないので分けて運べますが、お住まい一軒分を片付けようとすると、この上限が先に来ることがあります。
たんす、寝具、食器棚、テーブル、椅子。数え始めると20個は思ったより早く埋まります。20個を超えた分は有料の収集を申し込むことになります。
3. テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・パソコンは区では扱いません
家電リサイクル法の対象品(ブラウン管・液晶・プラズマテレビ、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機)とパソコンは、区の粗大ごみでは収集していません。事業活動により生じた粗大ごみも区では取り扱っていません。
故人のお住まいを片付ける場面では、これらがほぼ必ず出てきます。品目ごとに引き取り先が分かれるため、区の申し込みだけでは終わらないことを前提に段取りを組んでおくと慌てません。
4. 収集は予約日当日の朝8時までに、外へ出しておく必要があります
有料の収集を選んだ場合、予約日当日の朝8時までに排出場所へ出しておきます。手数料を払っても、部屋から外までの運び出しは基本的に含まれません。
前の日の夜に出せる場所がないと、朝のうちに運ぶ人手が要ります。手数料が安いことと、手間が少ないことは別です。
なお区には、65歳以上の高齢者のみの世帯の方と、身体に障がいのある方のみの世帯の方を対象にした運び出し収集の制度があります(ご自身で室内から運び出せず、親族・近隣・介護者などの協力を得ることが難しい場合が対象)。引っ越しに伴う運び出しは対象外とされているため、遺品整理の場面では使えないこともあります。条件は 足立区の粗大ごみ にまとめています。
持ち込みが無料なら、全部運んでしまえばいいのでは?
点数が20個に収まっていて、運べる車と人手があるなら、そのとおりです。足立区は費用の面でとても有利です。
気をつけたいのは、売れたはずの品物まで持ち込んでしまう場合です。遺品整理では、ご家族が価値をご存じない物が出てくることがよくあります。手放すと、その分は戻ってきません。
遺品の中で、値段がつきやすい品物とつきにくい品物
「もう古いから」と決めてしまう前に、一度確認しておきたい品目があります。ご自身で価値を調べていただく必要はありません。
買取の対象になりやすいのは、次のようなものです。
- 着物・和装小物/証紙や作家名が分かるもの、状態の良いもの
- 時計・貴金属・宝飾品/ブランド時計、金やプラチナの製品など
- 骨董・美術品/掛軸、茶道具、絵画、陶磁器など
- カメラ・レンズ・楽器/古くても需要のある機種があります
- 切手・古銭・記念品/まとめて保管されていることが多い品目です
- ブランド品/バッグ、財布、アクセサリーなど
- 比較的新しい家具・家電/製造年が新しく、状態の良いもの
品目ごとの見方は 着物の買取、骨董品・貴金属の買取、時計の買取 にまとめています。
反対に、対象になりにくいのは、長く湿気の多い場所に置かれてカビや虫食いが出ている物、日焼けやしみが広がっている物、部品や片方が欠けている物です。ご家族が「大事にしていたはず」と思われる品物でも、保管の状態で結果が変わります。この線引きは現物を見ないと判断できません。まずはお問い合わせいただき、訪問して確認しています。
価値が分からない物が出てきたときの4つの進め方
- 売れるか分からない物も、捨てずに残しておく
- 箱・保証書・付属品があれば、品物と一緒にしておく
- 汚れている物を無理に洗ったり磨いたりしない(状態を損なうことがあります)
- 訪問時に、まとめて拝見します
この4点だけ押さえておけば、事前の準備に時間をかけすぎる必要はありません。仕分けの作業自体を、ご自身でしていただく必要もありません。
区に出す・自分で持ち込む・買取に出す、3つを並べて比べる
足立区で遺品を減らす方法は、大きく3つあります。費用・手間・時間の3点で並べます。どれが向いているかは、点数と状態、そして動ける時間帯で変わります。
| 区の収集に出す | 自分で持ち込む | 買取に出す | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 有料。品目ごとの手数料(400円から2,800円の5段階/A券200円・B券300円の組み合わせ) | 手数料は免除(区民・年度内20個まで) | 買取できる物は費用がかかりません。買取できない物の扱いは、量と品目により見積もりで提示します |
| 手間 | 申し込み、処理券の購入、当日の朝8時までに外へ運び出し | 事前申込、車の用意、積み込みと荷降ろし、本人確認書類 | ご在宅で立ち会っていただきます。運び出しはスタッフが行います |
| 時間 | 申し込みは希望日の7日前まで。収集日まで日数がかかります | 申し込みは希望日の7日前まで。持ち込み先の営業日に合わせます(新井商店は土日祝のみ) | 日程は調整のうえ決めます。ご希望に沿えない日もあります |
| 向いている場合 | 運ぶ車がなく、点数も多くない | 点数が20個に収まり、車と人手がある | 値段がつきそうな品物がある、点数が多い、運び出しが難しい |
すべてをお引き受けできるとは限りません。品目や状態によっては、区の制度をご案内したほうが早いこともあります。
片付けを頼むときに起きているトラブル(国民生活センターの公表資料)
遺品整理は頻繁にあることではないため、比べる基準を持ちにくい分野です。国民生活センターは2018年7月19日に、遺品整理サービスの契約トラブルについて公表しています。
寄せられた相談件数は、2013年度73件、2014年度109件、2015年度90件、2016年度114件、2017年度105件と推移しています。なお同資料の集計は、遺品の買い取りを目的とする相談を含まないものとされています。片付けの作業を頼んだ場面での相談件数だとお考えください。
公表されている相談事例は次の4件です。
- 見積もりの際にせかされて契約したが、作業が始まらないので解約したい
- 解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された
- 作業時に予定外の料金を請求され、最終的に見積金額の2倍の費用を請求された
- 処分しないようにと頼んだ物を勝手に処分された
同資料は、消費者へのアドバイスとして次の5つを挙げています。
- 複数社から見積もりを取るなど、事業者の選定は慎重に行いましょう
- 作業内容や費用を明確に出してもらうなど、見積書の内容を十分に確認しましょう
- 料金やキャンセル料、具体的な作業内容について事前に確認するようにしましょう
- 残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておくようにしましょう
- 事業者とトラブルになった場合には消費生活センターに相談しましょう
1つめが「複数社から見積もりを取る」であることは、そのまま受け取っていただいて構いません。当社にご相談いただく場合も、ほかと比べたうえでお決めいただければと思います。相談先は、お住まいの消費生活センターです。消費者ホットライン188から案内を受けられます。
読者の側でできる備えは、見積書に作業の範囲と金額が書いてあるか、残す物と処分する物をどう分けるかが決めてあるか。この2点です。
残しておきたい物を、間違えて処分されないか心配です。
作業の前に、残す物を一か所にまとめておいていただくのがいちばん確実です。押し入れや引き出しの中まで、その場で一緒に確認します。
迷っている段階の物は「保留」として分けておけます。判断を急いでいただく必要はありません。
訪問での買取の決まり。クーリング・オフは8日間、ただし対象外の品目があります
ご自宅など店舗以外の場所で品物を買い取る取引は、特定商取引法の訪問購入にあたります。消費者庁の案内では、次のことが定められています。
- 勧誘に先立って、事業者の名称・勧誘の目的・購入しようとする物品の種類を告げること
- 勧誘の要請をしていない相手の自宅などで、契約の勧誘をしてはいけないこと(不招請勧誘の禁止)
- 契約の申し込みや締結の際に、決められた事項を記載した書面を交付すること
- 法定書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、書面または電磁的記録によって申し込みの撤回や契約の解除ができること
- その期間内は、事業者に対して品物の引き渡しを断ることができること
ただし、すべての品物が対象になるわけではありません。国民生活センターの案内では、二輪以外の自動車、家具、大型家電、本・CD・DVD・ゲームソフト類、有価証券は訪問購入の規定の適用外で、クーリング・オフができないとされています。
エコラビは古物商許可(許可番号 305552421884)のもとで買取を行っています。訪問の際は品物を拝見したうえで、買取の可否と内容をご説明します。確認の前に金額だけを先にお約束することはありません。査定額にご納得いただけない場合、その場で契約を進めることもありません。
区へ出す分の窓口
買取に回さない分は、粗大ごみ受付センター(03-6747-5100)へ申し込みます。受付は月曜日から土曜日の8時から19時まで(祝日も受付)、インターネットとチャットボットは24時間です。区の案内では、週明けの月曜日と火曜日は電話が混雑するため、インターネットからの申し込みがすすめられています。
持ち込み先は白井運輸(鹿浜三丁目28番7号・年中無休)と新井商店(北加平町8番26号・土日祝のみ)の2か所で、どちらも9時から16時まで、年末年始は除きます。白井運輸は平日も土日も受け付けています。新井商店は土日祝だけなので、平日に動く予定なら白井運輸を選ぶことになります。
区の粗大ごみの申し込み・収集・持ち込みを当社が代行するものではありません。区へ出す分は、足立区の案内に沿ってお申し込みください。手数料の一覧、処理券の買い方、持ち込みの手順といった制度そのものは 足立区の粗大ごみ に、家具の品目ごとの見方は 足立区の家具買取 にまとめています。
片付けの順番。先に決めておくと迷いません
1. 残す物を決める
写真、書類、思い出の品。まず「残す物」を一か所に集めておくと、あとの判断が速くなります。ご家族で意見が分かれる物は、決めずに保留にしておいて構いません。
2. 価値が分からない物を集める
着物、時計、貴金属、掛軸、カメラ、切手。判断がつかない物は、捨てずにまとめておきます。付属品や箱があれば一緒にしておきます。
3. 明らかに処分する物を数える
ここで初めて、区の粗大ごみに出す点数が見えます。20個に収まるかどうかで、持ち込みか収集かが決まります。
4. 家電リサイクル法の対象品を分ける
テレビ、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機、パソコン。これらは区の粗大ごみとは別の扱いになります。数と種類を控えておいてください。
5. 期限から逆算する
退去日や引き渡し日が決まっている場合は、区の申し込みが希望日の7日前までであることを踏まえて日程を組みます。この順番で進めると、あとから慌てて捨てる場面が減ります。
足立区でエコラビにご相談いただく場合
遺品整理では、ご家族が価値をご存じない品物が必ずと言っていいほど出てきます。何に値段がつくのかは、現物を見ないと分かりません。訪問して、買取として確認できる物と、区へ出したほうがよい物を分けてお伝えします。査定料・出張料・キャンセル料はいずれも0円です。
ご相談の際は、品物の種類とおおよその点数、お住まいの階数とエレベーターの有無を伺います。この時点で費用は発生しません。日程を調整して伺い、その場で仕分けたうえで見積もりをお伝えします。お受けになるかどうかは、金額をお聞きになってから決めていただけます。
いつから手をつければよいか迷っている段階でも構いません。時期の考え方は 遺品整理はいつから始めるか、実家をそのまま片付ける場合の進め方は 実家じまいで捨ててはいけないもの にまとめています。
この記事で分かること
- 1. 申し込みは希望日の7日前まで。帰省した数日では回りません
- 2. 持ち込みは無料でも、年度内20個の上限があります
- 3. テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・パソコンは区では扱いません
- 4. 収集は予約日当日の朝8時までに、外へ出しておく必要があります
- 価値が分からない物が出てきたときの4つの進め方
よくあるご質問
足立区の遺品整理で出た物を、区の粗大ごみに出せますか?
ご家庭から出るものであれば出せます。一辺の長さが30センチを超えるものが粗大ごみです。申し込みは粗大ごみ受付センター(03-6747-5100)で、収集・持込とも希望日の7日前までの受付です。ただしテレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象で、パソコンとあわせて区では扱っていません。
足立区の持ち込みは無料と聞きました。全部持ち込んだほうが得ですか?
区民の方の直接持ち込みは手数料が免除されます。ただし1世帯につき年度内合計20個までという上限があり、遺品整理のようにまとまった量が出る場面では足りなくなることがあります。また、値段がつく品物まで持ち込んでしまうと、売れたはずの物を手放すことになります。数える前に一度確認されることをおすすめします。
どんな品物なら値段がつきますか?
着物や和装小物、時計・貴金属、掛軸や茶道具などの骨董、カメラやレンズ、切手や古銭、ブランド品、比較的新しい家具や家電などは、状態と種類によって買取の対象になることがあります。反対に、傷みが進んでいる物や、分解しないと搬出できない物は対象になりません。現物を見ないと判断できないため、訪問して確認しています。
価値が分からない物は、どうしておけばよいですか?
捨てずに残しておいてください。箱・保証書・付属品があれば、品物と一緒にしておくと確認の参考になります。汚れているものを無理に洗ったり磨いたりすると、かえって状態を損なうことがあります。仕分けの作業をご自身でしていただく必要もありません。訪問時にまとめて拝見します。
訪問で買い取ってもらったあと、やっぱりやめたいときは?
特定商取引法の訪問購入にあたる取引では、法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、書面または電磁的記録によって申し込みの撤回や契約の解除ができます。この期間内は、品物の引き渡しを断ることもできます。ただし二輪以外の自動車、家具、大型家電、本・CD・DVD・ゲームソフト類、有価証券は適用の対象外です。
査定に費用はかかりますか?
査定料・出張料・キャンセル料はいずれも0円です。金額をお聞きになってから決めていただけます。